テッラ「ほう…私が禁書キャラと戦うスッドレですか」
- 2018年11月16日 06:10
- SS、とある魔術の禁書目録
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テッラ「まずは>>4でも倒すとしましょうか」
ピンポーン
上条「ん?誰だろ…はーい今出まーす」ガチャ
テッラ「どうもー左方のテッラです」
上条「おまっ…生きていたのか!?」
テッラ「優先する。──小麦粉を上位に、人肌を下位に」
上条(確かテッラの能力は同時に2つの優先度は操れない、なら)
上条「おらっ!」ブンッ
テッラ(何!?消火器を間に挟んで…っ!)
上条「そげぶ!!」
テッラ「ぐああああああ!!」ドサッ
上条「何だったんだ…まぁいいか、インデックスーオティヌスーご飯だぞー」
テッラ「どうも…ありがとうございます」
テッラ「さて…あの少年はどこか戦いにくいんですよねー、行動を予測されて動かれているというか」
テッラ「リベンジはまたの機会にして、今度は>>20と戦いましょうかねー」
テッラ「以前からアックアは性格面がどこか気にいりませんでしたし、いい機会ですし調整の的になっていただきましょうか」
アックア「テッラ…生きていたのであるか」
テッラ「それさっきも聞きましたけど流行ってるんですかねー」
アックア「ともかく生きていたのであれば再び粛清するまでである」
テッラ「粛清…?まさか…あなたが…!?」
テッラ「優先す──」
アックア「遅い」ブンッ
グチャ
テッラ「ぐぉ…あ」
アックア「ふん」
テッラ「ハッ⋯⋯!?」
テッラはそこで目を覚ました
テッラ「生きて…いる?」
テッラ「…するとさっきのは悪い夢か何かだったんですかねー」
テッラ「しかしアックアは聖人…光の処刑の詠唱が間に合う相手ではありませんねー」
テッラ「さて…それでは気を取り直して>>32を倒すとしましょうか」
ピンポーン
上条「ん?誰だろ…はーい今出まーす」ガチャ
テッラ「どうもー左方のテッラです」
上条「おまっ…生きていたのか!?」
テッラ「優先する。──小麦粉を上位に、人肌を下位に」
上条(確かテッラの能力は同時に2つの優先度は操れない、なら)
上条「おらっ!」ブンッ
テッラ(何!?消火器を間に挟んで…っ!)
上条「そげぶ!!」
上条(くっ…今の状況で距離を取った…?)
テッラ(今の感覚…どこかで見聞きした…いや、体験したような感覚が…)
テッラ(まさか…いや、そんなはずは…)
テッラ「優先する──小麦粉を上位に、消火器を下位に」スパーン
上条「くっ…」ダッダッダッ
テッラ「まさかとは思いますが…光の処刑の弱点がわかった程度で、この左方のテッラを攻略した気にはなっていまうごぉ!?」
上条「そげぶ!!」
テッラ「くっ…この異教の猿がぁぁぁ!!」
テッラ「優先す──」
上条「遅ぇんだよっ!!」ソゲブッ
テッラ「おっごっがああああ!!」ドサッ
上条「お前は特別運動神経が高いわけじゃない、殴り合いになった時点でお前の負けは決まってたんだよ」
トウマーゴハンマダー??
テッラ「どうも…ありがとうございます」
テッラ(この医者…初対面なのにデジャヴを感じるのは何故でしょうかねー)
テッラ「さて…あの少年はどこか戦いにくいんですよねー、行動を予測されて動かれているというか」
テッラ「リベンジはまたの機会にして、今度は>>44と戦いましょうかねー」
テッラ「以前からアックアは性格面がどこか気にいりませんでしたし、いい機会ですし調整の的になっていただきましょうか」
アックア「テッラ…生きていたのであるか」
テッラ「それさっきも聞きましたけど流行ってるんですかねー」
アックア「ともかく生きていたのであれば再び粛清するまでである」
テッラ「粛清…?まさか…あなたが…!?」
テッラ「優先す──」
アックア「遅い」ブンッ
アックア「何…メイスを受け止めただと…?」
テッラ(嫌な予感がしていたので…アックアと戦う前の段階で、メイスを下位に優先しておいて助かりましたねー)
テッラ「さて、今の私には打撃が効きません…どうしますアックア」
アックア「ふん…そんなもの決まっているのである」
ブシャアアアア!!
テッラ「水の術式…!?水のない所からこれほどの水遁を…!」
テッラ「優先する──魔術を下位に、人肌を上位に!!」
アックア「そんな優先で大丈夫であるか?」ブンッ
テッラ(くっ…避け切れない…!!)
グチャッ
アックア「ふん…私が光の処刑の能力を知らないとでも思ったのであるか」
テッラ「ハッ⋯⋯!?」
テッラはそこで目を覚ました
テッラ「生きて…いる?」
テッラ「…するとさっきのは悪い夢か何かだったんですかねー」
テッラ(しかし先ほどから強烈なデジャヴを感じるのは気のせいでしょうか…)
テッラ「アックアは聖人…やはり速度的に間に合う相手ではありませんねー」
テッラ「さて…それでは気を取り直して>>50を倒すとしましょうか」
テッラ「気付いていますとも」
オティヌス「全く…誰が何のために『左方のテッラが生きていた』世界をやり直していると思ってるんだ」
テッラ「やはり…今までの戦いは単なる夢などではなかった、デジャヴではなく全てが現実、ということだったんですねー」
オティヌス「なら何故私がここに来たかもわかるな」
テッラ「ええ、言わずとも」
オティヌス「あの人間と聖人に何を吹き込まれた」
テッラ「きっと、あなたの知らない何かを」
オティヌス「そうか」
オティヌス「もういいか」
テッラ「ええいつでも」
賽は投げられた。
テッラのテッラによるテッラのための戦いを、存分に楽しもう。
オティヌス「遅い」ドカーン
テッラがいた座標を中心に、説明できない幾千億の爆発が巻き起こった。
生身の魔術師で耐えられるはずもなく──テッラの胴体は粉々に散らばった。
オティヌス「経験値が足りなさすぎる。もう一度やり直してこい、この大馬鹿野郎」
テッラの上半身を掴み、槍を振るう。
そして世界が巻き戻される──
テッラ「ハッ⋯⋯!?」
テッラはそこで目を覚ました
テッラ「全く…これは困りましたねー、自分の身に何が起きているのかはわかりましたが、これは無理難題な宿題を突きつけられたものです」
テッラ「さて…それでは気を取り直して>>63を倒すとしましょうか」
アレイスター「すまないが私は当の魔術師アレイスター=クロウリー本人でね」
テッラ「ッ!?いつの間に…!?」
テッラ「…思ったより小柄ですねー」
アレイスター「なに、私が保有する10億8309万2867通りの可能性の一つだよ」
アレイスター「さて事情は大体把握した。お手合わせ願えるかね?」
テッラ「ふっ…いいでしょう、強い相手の方がより高い経験値を得られるとうものです!!」
32、30、10。
テッラ(…?あれはピストルでしょうか)
ダンダンダン!!
テッラ「くっ!?優先する──弾丸を下位に、人肌を上位に!!」
ドシュッ
テッラ「ぐぅう!?何故…光の処刑が効かない!?」
アレイスター「元から弾など入っておらんよ。霊的蹴たぐり、呪術の一種だな」
テッラ「なるほど…っ!では、優先する──魔術を下位に、人肌を上位に!!」
テッラ「これであなたの得意とする魔術は使えません。そしてあなた自身は学園都市製の能力も使えません。さあどうします?最悪と唄われる魔術師!」
アレイスター「出ろ、エイワス、思考を縛る鎖を逆手に取ってガイドと為し、我が目的を完遂せよ」
ピカッ
エイワス『全く、こんな雑兵ごときを相手せねばならんとは』
テッラ「な…!?これはまさか…天使ですか!?」
テッラ「しかし天使と言えどその力の本質は魔術。それに術者を狙えば問題はありませんのでねぇ!!」ブンッ
エイワス『阿呆が、君は今何を優先している?』
アレイスター「魔術を下位に、人肌を上位に」パシッ
テッラ「しまっ──」
エイワス『ふん』
エイワスの光の翼が放たれ、テッラの胴体は真っ二つになった。
エイワス『ところで…安価的に私を呼ぶのはアリなのかね?』
アレイスター「経験値を欲していたからいいのではなかろうか」
テッラ「ハッ⋯⋯!?」
テッラはそこで目を覚ました
テッラ(全く…そろそろ喋るのも億劫になってきましたねー)
テッラ「さて…次は>>79を倒すとしましょうか」
テッラ「スケールは格段に落ちてしまいましたが、そろそろ一戦くらい勝ちたいですし、まあいいでしょう。」
テッラ「どうもー左方のテッラです」ニコッ
佐天「ヒィッ!?校内のロッカーから何か出てきた!?」
テッラ「すみませんがね佐天さん、私の憂さ晴らしのために、死んでいただけませんかねぇ!!」
佐天「何このエリマキトカゲ擬人化したみたいな人唐突すぎる!!」
佐天「きゃああ!?」ブンッ
ガンッ!!
テッラ「ほう…金属バットですか」
テッラ「一体どこから出したのか…全く…見えませんでしたよ…」
ドサッ
佐天(普通にロッカーにあったやつ掴んで振っただけなんだけど、私の体が邪魔で見えなかったのかな…?)
佐天「……」
佐天「……あ、救急車」
テッラ「どうも…ありがとうございます」
テッラ「あの医者…さっきからオーバーキルされるからか、随分と久しぶりに会ったように感じて笑えてきますねー」
テッラ「さて…珍しく死なずに済んだことですし、この調子で>>88とでも戦いましょうか」
バードウェイ「なんだこいついきなり現れて馴れ馴れしいな」
インデックス「槍の構築が済んだんだよ」
バードウェイ「よし。…そこのお前、こいつを食らってみてくれ」ブンッ
その瞬間──時間が、空間が弾け飛んだ
世界が、位相が壊れ真っ暗闇の迷宮が姿を表す。
その槍はテッラの心臓を寸分の狂いもなく掴み取ると、胴体ごと切り飛ばして漆黒の彼方へ吹き飛んだ──
テッラ「声をかける前に予め設定しておいて正解でしたよ」
テッラ「優先する。──主神の槍を下位に、人肌を上位に、とねー」
バードウェイ「なん…だと」
テッラ「ふん」バキッ
インデックス「主神の槍を…素手で砕いた…!?」
テッラ「如何に素晴らしい神々の武器であろうとも、私の扱う光の処刑はただ一つの攻撃であれば無力化できてしまうんですねー」
バードウェイ「くっ…まさか…そんなことが…」
テッラ「なんと…!?」
バードウェイ「というわけで…まずは水の杯を…」ドサッ
テッラ「???」
インデックス「…主神の槍は元々神様の武器だから、人の身だと体力や魔力を奪っちゃうみたいだね」
テッラ「おや…?これは…まさか」
インデックス「私は自分の意思で自動書記を使えないし…ここは、戦術的撤退なんだよ!」ダッダッダッ
テッラ「……」
テッラ「勝ちましたよ!この!私が!!」
テッラ「全く持って不本意な勝ち方ですがねぇ!!」
テッラ「しかしこれで経験値は得られました!今の私ならどんな相手にも勝てる気がするというものです!」
テッラ「これで最後にしましょう、次の相手は>>103です!」
テッラ「メイザース…かのアレイスターらと並ぶ黄金の魔術師ですか、全く最後に相応しい相手ですねぇ!」
メイザース「この俺も見くびられたものだ…よもや貴様なんぞの相手をせねばならんとはな」
テッラ「そっくりそのまま返してあげましょう」
メイザース「いくぞ」
黄金の魔術師の手の中で、火の杖が踊る。
メイザース「温にして乾」
テッラ「優先する──魔術を下位に、小麦粉を上位に」ブンッ
吹き注ぐ業火の渦を、粉末のギロチンが断ち切った。
メイザース「寒にして乾、続けて温にして乾」
メイザースを中心に真っ黒な世界の土が宙に浮かび、そこから赤黒い魔術の雨が降り注ぐ。
さらに間髪を入れず、先ほどの業火が渦を巻く。
しかし、
テッラ「甘いんですがねぇ!今の私に、魔術など効きはしませんのでねぇ!!」
ギロチンが振る下ろされ、雨も火も飲み込んでいく。
そのままメイザースの体に勢い良くギロチンが命中する。
メイザース「ぐおっ」ズサー
メイザース「なるほど…少しはやるようだな」
テッラ「あなたのような魔術師に褒めていただき光栄です。しかし私の目を甘く見ないでいただきたいですねー」
テッラ「あなた、本気を出していないでしょう?」
メイザース「ほう。それがわかっているのなら、…俺も出し惜しみはしない、覚悟しろ」
メイザース「最強の主を求め悪魔に傅いたクリストフォルスは悔悛する、かの者の重さは世界の重さ、抱え切れず水没しかけたかの聖者は一本の杖に真なる主人すなわち『神の子』を見たり!!」
テッラ「これは…まさか!?」
メイザース「かの者は油によりて祝福されたもの」
メイザース「その御膳において天使の目撃は特別なものでなし。すなわち火、水、風、土、四大天使は至極当然に舞い降り御身を守護せん!!」
ピカッ
テッラ「ミカエル…ガブリエル…ウリエル…それに、ラファエルまで…」
メイザース「行くぞ、我が大敵」
テッラ(メイザース…あなたは知らないでしょう。──私の術式は、それが単一の攻撃でさえあれば、その強さは関係ないのですよ)
テッラ「優先する。──天使を下位に、小麦粉を上位に!!」
メイザース「何!?」
四大天使に向けて、そのギロチンを真っ直ぐに放つ。
そして──
メイザース「…とどめは刺さないのか」
テッラ「ええ。今回は倒すことよりも大きな経験を得られたので、よしとしましょう」
メイザース「そうか…」
テッラ「さて」
テッラ「見ているんでしょうオティヌス。さっさとこの世界を元に戻してはくれませんかねー?」
オティヌス「そうだな、まさかお前が勝ち星を上げるとは思わなかった」
オティヌス「良いものを見せてもらった礼に、その願いを聞き入れてやろう」
魔術の神は槍を振るう。そして──
オティヌス「阿呆が。『元の世界』とはすなわち貴様が死んだ世界だ」
オティヌス「まぁ、私としても面白いものが見れたから良しとするか」
──────
上条「おーいご飯だぞー起きろオティヌス、腹ペコシスターさんがついにお前の極小の夜ご飯に手をつけ始めたぞ」
オティヌス「…んーむにゃむにゃ…優先する…三毛猫を下位に、私を上位に…」
上条「ダメだこりゃ…インデックス、三毛猫、やっておしまい」
インデックス「こんなのおかわりの内に入らないんだよとうま!!ビーフオアフィッシュ!!ビーフオアフィッシュ!!」
三毛猫「ふにゃーっ!!」
学生寮に、本物の神様の「ぐわああああああ」という情けない断末魔が響いた。
終わり
あれとは違うぞーSAO見てないから全くわかりませんねぇ
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コメント一覧 (14)
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- 2018年11月16日 09:09
- >>1
それと詠唱速度も。
あの人、早口を会得したらめちゃくちゃ強いだろ。
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- 2018年11月16日 08:59
- 最初の上条とアックア連発は笑った
天敵じゃねえか
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- 2018年11月16日 10:11
- 上条アックア連続からのオティヌスは綺麗な流れだったな
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- 2018年11月16日 13:17
- 不意打ちには対処が遅れそうだし素の耐久力も低そうだから佐天さんに倒されたのも納得できるとこがね・・・
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- 2018年11月16日 18:32
- あれ? 割と強キャラ?
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- 2018年11月16日 20:08
- 誰かとタッグ組ませてサポートに徹すれば強そうなんだけどなあ
-
- 2018年11月16日 22:18
- 詠唱不要になるようじどうかできればね
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- 2018年11月17日 04:37
- メイン武器の小麦粉が優先使わないと火力ゴミのせいで攻撃時に防御ゼロになるのも辛い
人肌優先が防御だから、殴れる身体能力か、人肌で作った武器を用意すれば攻防一体にはなるんだけど
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- 2018年11月17日 20:10
- そんな優先で大丈夫であるか?
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- 2018年11月21日 00:10
- テッラさんてもしかすると機械と能力を使い分けるレベル3程度にも負けるんじゃ…
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- 2018年11月21日 00:12
- 優先する。-----攻撃を下位に、人肌を上位に。
これで完璧ですねぇ!
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- 2018年11月24日 08:43
- SS全盛の頃にアニメやってればなぁ
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- 2018年11月24日 15:54
- >>13
全盛期の頃でもあれじゃダメだと思うの
当時は一方通行がなかった頃だし尺的にゆとりあってゆっくりやれてたかもしれないけど
ただ身体能力と戦闘スキルと能力の調整が足りなかっただけなんだ…