サターニャ「ラーメン大盛りに全トッピングね!」ガヴリール「お前、仕送りいくら貰ってんだよ」
- 2017年03月28日 08:40
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ガヴリール「具体的に」
サターニャ「ヴィーネみたいに自炊生活しなくて済むくらいには貰ってるわね」
ガヴリール「だからいくら貰ってんだよ。15万くらいか?」
サターニャ「その13倍くらいよ。ま、魔界通販とかで大部分使っちゃうんだけどね」
ガヴリール「はぁ!?」
ガヴリール(この悪魔が約2百万の仕送り?だったら、私も天使らしく生活したら…)ゴクリ…
サターニャ「あ、注文の品が来たわよ。ほら、あんたの半ライスと生卵」
ガヴリール「おう…」
ガヴリール「まずは生卵を割り、容器の中で醤油と一緒にかき混ぜる」
サターニャ「ふむふむ」
ガヴリール「それを半ライスの上にかけて食べる。それだけだ」
サターニャ「うげぇ、卵を生で食べるとかきもっ」
ガヴリール「なんとでも言えよ。あっ、天井に空飛ぶお尻が!」
サターニャ「えっ、どこ!?どこよ!?」
ガヴリール「…」スッ
サターニャ「何よ、空飛ぶお尻なんていないじゃない!」
ガヴリール「すまん、見間違いだ」
サターニャ「まったく、どんな見間違いよ。って、あれ…?私のラーメン…」
ガヴリール「…」
サターニャ「何だか具が少なくなってるような…」
ガヴリール「気のせいだろ」
サターニャ「そうかしら…」
ガヴリール「それな」
サターニャ「それな、じゃないわよ!チャーシューにメンマ、それにネギと海苔まで!どんだけ取ってるのよ!」
ガヴリール「待て」
サターニャ「な、何よ」
サターニャ「は……?」
ガヴリール「がつがつもぐもぐむしゃむしゃ」
サターニャ「ちょ、ちょっとぉ、待てとか言って食べちゃってるじゃない!」
ガヴリール「御馳走様。これ、お金置いとくから会計しといて。じゃ」
サターニャ「な、何なのよ、もう…」
……………
………
…
サターニャ「ガヴリールの奴!ティッシュで硬貨を包んで置いてったけど十円しかないじゃないの!やられたー!」
サターニャ「フン、天使ってのはろくな奴がいないって事を考えてただけよ」
ラフィ「……?ガヴちゃんと何かあったんですかぁ?」
サターニャ「聞きなさいよ。あのね…」
サターニャ「ま、まあ、そんな頭下げないでいいわよ。損失額だって140円ってとこだし」
ラフィ「いえ、ガヴちゃんは半ライスと生卵の料金だけでなく、サターニャさんのラーメンの具まで食べたんですよ?」
サターニャ「あ、そうだったわね」
ラフィ「これで済むとは思えませんが受け取って下さい」
サターニャ「ちょっ、何よこのお金は?別にあんたからお金を受けとる筋合いはないわ」
ラフィ「ですが…」
サターニャ「そんなことより問題はガヴよ。何とかしてあいつをギャフンと言わせてやりたいわ。協力しなさいよ」
ラフィ「……そう、ですね。さすがにガヴちゃんもやり過ぎなところがありますし、ちょっとお灸を据えてやるのもいいかもしれませんね」
ガヴリール「そうと決まれば作戦会議よ!」
ラフィ「はい♪」
ガヴリールが混ざってて笑ってしまった
しれっと作戦会議提案してやがるwww
サターニャ「ご挨拶ね!マスター、卵のサンドイッチとエスプレッソ。それと一番高いパフェを持ってきてちょうだい」
ガヴリール「私に注文しろよ」
サターニャ「だってあんたまともに注文聞かないじゃないの」
ガヴリール「チッ」
ラフィ「私はスパゲッティーナポリタンとブレンドコーヒーを」
ガヴリール「あいよ」
ラフィ「そうなんですか?私には苦くて…」
サターニャ「お子さまなのね。そんなんじゃ一人前のレスラーにはなれないわよ」
ラフィ「天使なのですが…」
サターニャ「うん、強力な苦味が口の中に広がって…」
ラフィ「広がって?」
サターニャ「おーしーです」
ラフィ「うふふ、熱かったんですね」
サターニャ「あ、熱くないわよ!」
サターニャ「そう?」
ラフィ「サターニャさんならクラブハウスサンドやBLTサンドのようなガッツリ系を頼むものだとばかり」
サターニャ「パフェもあるから軽めにしたのよ」
ラフィ「なるほどー」
サターニャ「それに、ここの卵サンドはコンビニのみたいなマヨネーズあえの具じゃなくてフワフワの卵焼きを挟んであるから女の子にも人気なんだから」
ラフィ「よく知ってますね」
サターニャ「ヴィーネがお金に余裕があったら1度食べてみたいって言ってたから知ってたの。さて、お味は…」
マスター(ドキドキ…)
サターニャ「……なんていうか普通ね。私には物足りないわ」
マスター「!?」
ラフィ「あはは、そうですか…。美味しそうなんですけどね…」
ラフィ「お腹の空き具合は普通ですね。ただ、喫茶店でスパゲッティーナポリタンを注文して食べる事は通の所作であるらしいのです」
サターニャ「ふーん」
ラフィ「見て下さいサターニャさん。これが喫茶店のスパゲッティーナポリタンです」
サターニャ「ソーセージにピーマンにタマネギに…。至って普通のナポリタンにしか見えないんだけど」
ラフィ「それがいいんですよぉ♪」パクッ
サターニャ「どう?」
ラフィ「ん~っ♪これぞナポリタンって感じです」
サターニャ「良かったわね」
サターニャ(ラフィエルはこの店の不味いブレンドコーヒーを美味いって言うから、味に関してはあてになんないんだけどね)
ガヴリール「あぁん?サターニャ、今お前なんつった?」
サターニャ「ちよっ、お客様の話に聞き耳立ててんじゃないわよ!あっち行って!しっ、しっ」
ガヴリール「フン、好きにしろよ」
ラフィ「ごめんなさいね、ガヴちゃん」
サターニャ「で、何かいい考えはあるの?」
ラフィ「そうですね…。とりあえず、パフェが溶ける前に食べたらいかがかと…」
サターニャ「おっと、そうだった」
ラフィ「うふふ♪」
サターニャ「ん?何?」
ラフィ「いえ、パフェを夢中で食べているサターニャさんが可愛いな、と」
サターニャ「な、何言ってんの///」
ラフィ「えへへ~♪」
サターニャ「こ、これは、ラフィエルが溶ける前に食べろって急かすから…///」
ラフィ「照れなくてもいいじゃないですか~」
サターニャ「ぱく………ぱく………」
ラフィ「少しずつ食べる姿も女の子らしくて素敵です!鼻血が出ちゃいそう!」
サターニャ「もう、何なのよ///」
ラフィ「でしたら私の部屋で休んでいきますか?何だったら泊まっていっても…」
サターニャ「何でそうなるのよ。頭が働かないから早くガヴリールへの仕返しを考えなさいよ」
ラフィ「それでしたら、ラーメン屋での分くらいは仕返しできているかと」
サターニャ「はぁ?」
……………
………
…
ガヴリール「チッ、あいつら、私の働いてる前でイチャイチャしやがって…。イライラする!」
マスター「普通に座ってただけだったよね?」
ガヴリール「働いてました!」
マスター「そ、そうだよね、うん」
ガヴリールはサターニャとラフィエルに気をとられサボっていたため、翌月の仕送りがその分の千円ほどが減っていたという
なお、サターニャの仕送りは本人無自覚のうちにまた増えていた
ラフィ「はぁ…。サターニャさんは本当に困った悪魔です…。エリート天使である私の心をこんなにも惑わすのですから…」
-完-
元スレ
サターニャ「ラーメン大盛りに全トッピングね!」ガヴリール「お前、仕送りいくら貰ってんだよ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490623511/
サターニャ「ラーメン大盛りに全トッピングね!」ガヴリール「お前、仕送りいくら貰ってんだよ」
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コメント一覧 (12)
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- 2017年03月28日 08:55
- ひたすら飯を食べるSSだった
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- 2017年03月28日 10:10
- エリート天使惑わしてるから仕送り高いてことなのかなこれは
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- 2017年03月28日 10:25
- 天使を惑わしているから仕送りが高いのなら日常的にガヴのお世話をしてるもう結婚した方がいいわたヴィーネはもっと仕送りが高くていいはずよ
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- 2017年03月28日 12:03
- ※3
その分をチャラに出来る程の善行を無意識下で行っているのでダメですね
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- 2017年03月28日 12:28
- ガヴサタと思いきや砂糖吐くほどのラフィサタだった
いいぞもっとやれ
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- 2017年03月28日 14:05
- 200万円分をチャラにするくらいの善行を積む悪魔…
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- 2017年03月28日 14:24
- ヴィーネを惑わしてるうえに国を救ってるガヴも仕送り増えるべき
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- 2017年03月28日 16:53
- >>7 悪魔を惑わしても意味ない気が…
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- 2017年03月28日 17:54
- サターニャはその内「メロンパンと牛乳と食べ物、それと調味料全部」
とかいいだしそうだな
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- 2017年03月29日 13:16
- ラフィさんストーカーしてますけど仕送り大丈夫なんですかね
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- 2017年03月29日 13:24
- ヴィーネの善行は人を陥れたり堕落させること等を目的とする外国の地獄の基準的にはマイナスだけど
罪人を律することを目的とした日本の地獄の基準的にはプラスで普段の生真面目さや時折見せる非情さも合わせてプラス以上になるんで鬼灯様に連絡だ
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- 2017年04月01日 23:27
- ラフィを腹黒くさせてくと仕送り増えるのか